依存関係ライブラリのインストール (Install Dependency)
ここでは、SimpleObjectDrawingLibraryが依存しているライブラリ群のインストール方法を説明します。 一般的なインストール方法を説明しているだけなので、このような作業に慣れている方は 読み飛ばして頂いて構いません。
fleeglut
次のページにアクセスして黄色でマークしたリンクをクリックすると Windows用のバイナリパッケージの配布ページにジャンプします。 (ソースコードから自分でビルドしたい場合は Stable Releases の方からどうぞ。) http://freeglut.sourceforge.net/index.php#download
ジャンプした先のページで、下図の赤で囲んだ箇所から.zipでライブラリが貰えます。
zipを展開して好きな場所に置いて下さい。
glew
次のページにアクセスして、下図の赤で囲んだ箇所から Windows用のバイナリパッケージをダウンロードできます。 zipを展開して好きな場所に置いて下さい。 http://glew.sourceforge.net/
Eigen
次のページにアクセスして、下図の赤で囲んだ箇所から Windows用のバイナリパッケージをダウンロードできます。 zipを展開して好きな場所に置いて下さい。 http://eigen.tuxfamily.org/index.php?title=Main_Page
Assimp
次のページにアクセスして、ソースコードをダウンロードします。 http://assimp.org/index.php/downloads
2重線でマークした箇所からWindows用のインストーラも取得できますが、 何故かインストールされた C:\Program Files\Assimp\lib\ 配下のx86とx64の両方にx86用(少なくともVisualStudio2019はそう言ってエラーを吐く)のassimp.libが入っているという罠があり、x64でビルドしたい場合は結局ソースからビルドする事になります。
なので、赤線で囲んだ箇所からGitHubのリポジトリに飛んでソースを貰います。
AssimpをソースからcmakeとVisualStudioでビルドする
cmakeというツールが必要です。cmakeをお持ちでない方はこちらから。 https://cmake.org/download/#latest
仮にassimp-5.0.1のソースコードを D:/tmp に置いたとして説明します。 cmakeを起動し、下図のようにソースコードのディレクトリとビルド用のディレクトリを指定します。
Congifgure を押すと初回のみコンパイラを選択するダイアログが開きます。
Configureが完了すると、下図のように真っ赤になって焦りますが、もう一度押すと白くなります。
その後 Generate を押すと選択したコンパイラに応じたプロジェクトファイル(VisualStudioなので.sln)が作成されます。Open Project を押すと作成されたソリューションが開きます。
作成されたソリューションの中には複数のプロジェクトが含まれていますが、assimpさえビルドすればそれでOKです。
ビルドが完了すると、 D:\tmp\assimp-5.0.1\build\code\ の Debug または Release にassimp-vcXXX-mt.dllや.libが作成されています(XXXはバージョン)。 これをわかりやすいパスに移動しておきましょう。
また、D:\work\assimp-5.0.1\build\include\assimp に生成されている config.h をコピーして D:\work\assimp-5.0.1\include\assimp の中に追加したうえで、このincludeフォルダごとわかりやすいパスに移動しておきましょう。
以上で依存関係ライブラリのインストールは完了です。